忘れてたこと

大船の駅で乗客同士がもみあい、ホーム下に落ちて、来た電車に接触し、二人ともなくなるという事故がありました。 夜遅い電車の中のトラブル、きっとお酒 も入っていたのでしょう。 こういうとき 自分ならどうするだろうと 考えてしまいます。 でも 何もできないのでしょう。間違いなく。

夫の妹さんが 仕事で上京し、ホテル住まいをしながら 週末福島に帰るという生活をしていました。 慣れないラッシュアワーを経験する中、人身事 故でダイヤが乱れていますとの構内放送を聞いて、近くにいたビジネスマンの舌打ちが聞こえた・・・という話。 よくある話なので、それで?と言いたくなり ますが、彼女は、都会の冷たさを実感したといいます。 まずは事故に遭った人の身に思いをはせるべきだろうと。 その話を聞いて私もはっとしました。  ひょっとしたら私も ”舌打ち組”に入っていたかもしれない と思ったのです。

人間の力は小さく、手の届かないないことばっかり。 でも、想うこと、祈ることはどんな場面でもできます。 毎日の忙しさや都会の慌しさに 優しさがおろそかにならぬようにと思い知らされました。

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