お別れ

夫の父が亡くなりました。 88歳。 拍手を贈りたいような人生と、その最後でした。

最初に顔を見た時、誰かに似ている 誰だっけ?とずっと考えていました。 告別式の時に 故人の姪子さんによるお別れの言葉の中に良寛様が出てき て、あッそうだ!教科書に出てきた良寛様の顔だ!と胸のつかえが取れました。 生前、私が初めて彼に会ったとき、仙人のような人だと思いました。 若い時 は仙人、亡くなる時は良寛様って、なんてお徳の高い方なんでしょう・・・。

なかなか体験できないようなシーンの連続で、 いろいろな意味で勉強になりました。立派なセレモニーに間違いないはないのですが、自分のときは もうちょっとさらっと送ってほしいな・・・でも、生きてる人に任せればいいか・・・なんて考えたり。

悲しい式ですが、故人が親戚同士を会わせてくれるチャンスでもあります。 久々にあった姪っ子たち、それぞれ事情をかかえたおじ様、おば様方、あ たりまえですが、浅く深く 義理の父とつながっていることは共通です。 故人を悪く言う人はだれひとりいません。本当にいい父でした。 つながっているこ とへの誇り、これからのそれぞれの生き方を自分に問うための決起集会的意味合いもあるような気がします。 私も襟を正して生きていかなければ。

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