月別アーカイブ: 8月 2009
一万時間
今流行のK間K代さんによると、天才は人一倍努力する。 一流と呼ばれるまでには一万時間かかる とのこと。 現実的なトコで、一日2時間で14 年。 だが!私は家事に毎日数時間かけているはず。 そのわりには 家事のプロであるとは、少なくともいえないわけで。 やはり真剣さが足りないか、ス タートレベルが違うかしか理由が見当たりません・・・ パッチワークとお菓子に携わる 2足のわらじ生活をずいぶん長く続けてきましたが、まったく畑の違うことだけに、この”一万時間の法則”からすると、時間的にずいぶん不利になります。 細く長く続けることに意義があるなんて思ってたけど、やり方もいろいろだもん。 ステップアップには 今までにはなかった集中力や新しい方法も必 要なのでしょう。 でも、モノは考えよう。 とても心地よい今の生活を ある程度の理想形と考えるのも、悪くないかなと。 そうだ 彼女の本にもあっ た”K間K代をめざそうとしない”と。 最初 なんて高飛車な物言いなのだろう なんて思ったけど、成功の形はひとそれぞれだし、それを決めるのは自分自 身なんだから・・・っていう意味ですよ。きっと。 と、こういうふうに勝手な解釈で自分を納得させちゃうのが得意な私は、一生K間K代にはなれません。
湯シャン
昨日 娘から初めて聞きました。 ズバリ シャンプー剤を使わないお湯だけシャンプーです。 何でも、育毛効果やツヤツヤ効果のための成分が弊害 になり、抜け毛やふけ、匂いなどのトラブルを引き起こしているケースが多く、いろいろな有害成分を除去していくと、結局お湯だけが残った・・・らしい。 湯シャンを支持する自然派の人がネット上でも急増中・・・らしい。 とりあえず、わたしの周りには見当たらないので、にわかには信じがたいんだが。 衣食住すべてにおいて 昔に返った生活が見直されているってことでしょう。 昔ながらの畑で採れたものを食べて、それを収穫するためにまた汗を流 し、自然の繊維を身につける。 現代の暮らしっぷりからひとつずつそぎ落としていくと 究極の自然に則した生活が成り立つのだろうか? 便利でおいしい生 活になれすぎた身には到底想像がつかない。 今、果てしなくムダの多い生活なのかもしれない。 私も そろそろ生活のムダを見直して、なるべく死ぬ時は 体ひとつでっていうのが理想。 捨てることにも慣れていかないと。 父は 最近買い物ばかりしている。 いわゆる贅沢品ばかり。 貧しい時代を生きてきた反動で、やっと今食べたいものが食べられる、ゆったりと大画 面テレビを見る幸せを満喫しているのなら、それはそれでいいのだが、質実剛健の母はちょっと価値観が違いすぎると たびたび私にグチをこぼす。 私は 父 が ボケて金銭感覚がなくなってるわけじゃないことを ただただ願う・・・。 //
お通夜
高校時代の友人の父上が亡くなりました。 ご本人と直接の面識はありませんが、友人はとてもしっかりした 人の気持ちのわかる人です。 それを育てた父上の遺影は、やはり人柄を表すような りっぱな方でした。 がんだったそうです。 宣告を受けてから3ヶ月という短い月日でしたが、治療法を自分で選んで、最後まで自宅で過ごすことができ、ある意味 ご本人も幸せだし、子供孝行でもあったのではなかったでしょうか・・・不謹慎ですけどね。 友人は吹っ切れた様子で、介護の先輩としての話は 参考になりました。 ちなみに彼女は母上も認知症で入院してます。 これから来るであろう現実 に向き合う勇気をもらいました。 私自身の父も最近 記憶力が極めて怪しい・・・しっかりしすぎるくらいしっかりしてた父だけに、母と顔を見合わせてしま う場面もあります。 子供として母をサポートする覚悟はできているつもりでしたが、今日あらためてその思いを強くしました。 お式の後、お食事をいただきながら、数人の友人達とそんな話をしていて、気がつけばご親族以外は私達だけ! まるでプチ同窓会みたいに話し込ん じゃったのでした。 やっぱり、生前善行を積んだ方は、なくなった後でさえも 人を引き合わせる ”よい仕事”をなさるんだ・・・などと、勝手な解釈をし ながら、しみじみと家路に着きました。
クープばんざい
バゲットのクープ、これまできれいに開いたことは 数えるほど。それが、最近なんとなくコツをつかんで 満足のいくものになってまいりました。 普段何気なく食べてるバケット、きれいなレモン型に切込みが開いてますよね。 それはどんな安いスーパーのでも。 つまり 最低条件でもあるわけです。 断面の気泡が大きく、しっとりしていてつやつや・・・なんて 妄想しすぎて夢にまで出てきちゃいます。 ここに至るまで なんと長い道のり。 家庭用のオーブンで安定したクープを求めるのは 無理なのかと思った時期もありました・・・。 普段どおり に朝食にパンを食べる家族たち。そのパン 大成功なんだけど・・・と作り手が言うのもくやしいけど、わかってほしくてついつい言っちゃう。 夫は ”で しょ。 だと思った”だって。 まったくお調子者 私にとっては、たかがクープ されどクープ これからも生地と対話しながら 楽しみながら作り続けたい。 不出来なパンに一生つき合わされちゃうかもしれない家族はちょっと気の毒かもしれないけど。 きょうも カミソリに念をこめて。 写真がないと面白みも真実味もないですね。 上手にできると嬉しくて、一刻も早く断面が見たくて、結局写真は 次でいいや!ってなっちゃうんです。 //