月別アーカイブ: 3月 2008

高級会席料理店で　ランチをごちそうになりました。 写真は前菜だけですが、桜を意識した演出、生の桜の枝まで付いてます。これ以上はないというくらいの薄味だし、それぞれがもうちょっと食べたーいと 思うほんのちょっぴりの量なんですが、たたみかける様に出で来る品数の多さ、良いです　鯉がいっぱい泳いでいる広い中庭を眺めながら、季節のお料理を堪能 しました。 実は私の母が、娘の卒業＆就職を祝って女３代の一席を設けてくれたのでした。私の立場は、ほんの付き添い　つまりちゃっかりお相伴に預かってしまったのでした。　卒業式の写真など見ながらの楽しい時間でした。娘も「いや～車屋すごいね」とあっぱれのご様子。 実は、本日も　父のご招待を受け、おすし屋さんへ（ま、回ってるんだけどね）。昨日　質より量を求めるわが息子をあえて誘わず、今日改めて席を設けてくれたのでした。孫への公平を期すために。で、私、今日も運転手兼付き添い。おいしすぎる・・・。

娘の入社した会社では、明日が入社式。それに先駆けて　なんと社長さんがじきじきにあいさつに来られました。家庭訪問なんて何年ぶりの経験・・・。緊張しました。 社長さんは私よりちょっと年下。初代楽天の監督をつとめた田尾安志似の熱い人でした。それにしても新入社員がちょっぴりの中小企業ならではの社長の家庭訪問は、ある意味貴重なことでした。目指すものや、個性も伝わりましたし、少し安心しました。 私が新入社員の頃、ある若い営業社員が、社内を見て回っていた社長に向かって、「いらっしゃいませ　どちらさまでしょう？」とたずねてしまった事件がありました。そういう意味では、社長と社員の距離が短いのも、悪くないのかも。 これまで就職に関しては何の手助けもなく一人でやってきた娘。入社式用のスーツも購入したそうです。明日の朝それを着た社会人一年生の彼女を送り出すことになるんだと思うと感激です。朝、お赤飯炊いちゃおうかな・・・。

イタリアンの日。今日のメニューは　白身魚のカルパッチョ、ラザニア、鯛と帆立のムニエル、デザートにサラメドショコラーテ。 ラザニアにゆで卵が入っています。そういえばローマで食べたなと思い出しました。地方の名物料理ですが、ローマは中心都市なのでいろいろな料理が入ってきてるらしい。でも、安いツアーで連れて行かれたレストランより今日の方がずっとおいしく感じました。 メインの帆立はフランス料理に近い。ベルギーエシャレット、白ワイン、バターがたっぷり使われてます。オリーブオイルがメインのイタリアンです が、帆立とバターの相性はやはり抜群です。イタリア人とフランス人は仲が悪いと言われてますが、おいしいものは認め合わないとね。 で、デザートのサラメとは、サラミの意。卵や生クリームをあわ立てて凍らせることによって、ふわっとした感じになるアイスクリームですが、断面にビスケットが見えることが名前の由来らしいです。 おいしかった・・・とか言っていつものように雑談した後、来月もよろしくなんて、講習料支払わずに帰ってきちゃった！帰りにラザニアをスーパーで買おうとしてて気がつきました。ていうか、その前に言ってよ　シェフ！ バターがなくて　という話をしたら、業務用のバター分けてもらえることになりました。やった～！慢性的なバター不足は、どうやら家庭用の単位の小さいものに限ったことらしい。思いがけない収穫にも感謝。

東京に用事があったので、ついでに自由が丘に寄りました。半年に一回くらい行きたくなる場所です。ファッションやガーデニング、アンティークの小物や雑貨など、思いがけないものが見つかる街です。 今日は土曜日なので、地方からの観光客も多いらしく、関西弁などが飛び交っています。こんなにたくさんお茶する場所があるのに、人気のケーキ屋さ んはどこも満席。あきらめて　某有名パン屋さんに立ち寄り、味見しながらお土産を物色。ここで出ました。いちごカラーのパン。断面きれいなピンクで、ちゃ んといちごの味もします。 この季節になると、どこのお菓子屋さんもいちご色。焼き菓子にこの色を出したくて、いちごピュレを混ぜたり、乾燥いちごのパウダーを混ぜたりして いろいろトライしましたが、焼くことによって全く色があせてしまい、どうにもこうにも・・・。やはり人工的な色としか考えられませんけど、どうなんだろ う？どなたか教えてください・・・。

てんぷらというと、うちの定番はこれ。ゆで大豆と、桜海老、さつまいもを組み合わせたかき揚げ。母は、ゆでた大豆をさらに薄味で煮てからやってま したが、ひと手間省いても十分美味しい。その昔、クロワッサンと言う雑誌に投稿し、取材を受けたこともありました。さつまいもも皮付きのままの方がきれい ですし、塩で美味しいので、てんつゆもなし。　桜海老は旬の生がいいのはもちろんですが、乾燥物でも大丈夫です。結構お高いですしね。 この組み合わせで、桜海老と大豆の炊き込みごはんもおいしいです。青大豆にしたら、春らしい色合いになりました。一年中できますが、この時期にぜひお試しあれ。

娘の大学の卒業式でした。お涙的な感じはなかったですが、月日の経つのは速いとつくづく思いました。私は、校風のせいもあって　皆スーツだったの ですが、今ほとんどが袴すがた。着付け　メーク　セットに写真撮影と、成人式の再来みたいな一日仕事。夕方から雨も降っちゃって、結構大変でした。 卒業生の中に　赤ちゃんを抱いた人がいました。進路はそれぞれ違いますが、社会人として旅立っていくんですね。しみじみ・・・いったい子供が片付 いたと言えるのは、いったいいつになるんだろう？自活できるようになったら？結婚したら？　結局親が生きてる限り気にし続けるのでしょうか。いずれにして も、うちはまだまだ先が長いな。 ま、とりあえずのけじめとして卒業就職祝いでもやってやるか・・・

キルトの大作を年に一枚のペースで作っています。建前は、秋にある地域のお祭りに出品するためなのですが、自分に課しているというのがほんとのと ころ。昔は展示場所のスペースを埋めるためにマストだったのですが、メンバー皆がそれぞれの作品をがんばってるので、私一人がやる必要もなくなりました。 やっつけ仕事でない以上、それなりの技術やセンスが求められます。っていうか、私が求めたい。デザインからじっくり考えて布を集め、実際に布をい じれる段階まで行くのに結構時間がかかります。経験上、苦労して生み出した作品ほど　納得がいくというか、好きになれます。とかいって、自分に言い聞かせ てるだけなのかもしれませんが。 今年はまだ何の構想もない。この時期にこの状態は、ここ何年も経験がないです。常に次の作品を意識してるのですが、今年はどうして何も浮かばない んだろう？くやしいけど、テキトウなのはもっといや。さては、さぞかし素敵なのが出来上がっちゃうの？なんて、自分でハードル上げてどうするのさ。（笑）

ケーキやパンを作っていると、やはり味見しなくてはなりません。人にふるまう時も、家族だけで食べる時だって。それが作る人の責任ってもんです。 一日中やっていると、途中の味見がかさみ、気がつけば　それだけで食事が食べられなくなるくらいおなかいっぱいになってたりします。ほんのちょっとずつの はずなんだけど、こわいわ～決してカロリー計算のできない食生活になっちゃってる。空腹感を感じる時間がないの。体によくないなとは思いつつ。 明日の朝は　クロワッサンと、シリアルいっぱいのパン。我慢できず、これも夜のうちに端っこ　食べちゃった。焼きたての一番美味しいトコ独り占めにしてるわけ。ま、作る人の特権かな。 で、私のあこがれの人は、かのギャル曽根ちゃん。食べることをホントに愛してる表情、そしてなにより、あれだけ食べてちっとも太らない体質、すばらしい循環機能。こればかりは努力だけではむずかしい、永遠のあこがれでしかないんだけど。

鰺や鰯、一年中ありますが、これから美味しくなっていきます。私の大好きな大衆魚のひとつです。鰯については最近めっきり減って、値段も高くなってしまいました。その昔　しこいわしなんかただ同然のような値段で売られていた記憶がありますが。 で、なめろうにします。みそ、しょうが、大葉　ねぎを混ぜてたたいて。あと、残った中骨にほんのちょっと塩をふり、電子レンジで４～５分加熱する と、ぱりぱりのおせんべになるのです。下にクッキングペーパーを敷くのをお忘れなく。これは文句なくおいしい！（鰯で同じ様にすると　少々生臭くなるの で、こちらは　粉をまぶして低温の油で揚げます）　電子レンジ調理のバラエティーがない私ですが、こればかりは　他に代わる道具がないようで。 わずかな骨を家族で分け合うのでなく、いっぱい食べた～い。これをやる度に、骨だけ売ってる　気の利いた魚屋さんないかなと思ってしまいます。

フランスではごく一般的なパンでリュスティックというのがあります。一般的過ぎて特徴がないせいか、あまり美味しいのを置いているパン屋さんがない です。成型らしい成型もなく、ラフに切り分けてそのまま焼く、コロンとしたかわいらしいパン。最近　とてもイーストを少なくして一晩寝かせて作るのに　 凝ってます。私もパン生地も朝ちょっと早起きして、焼きたてのパン・・・これがおいしい！私はバター専門ですが、　娘は塩とオリーブオイルをつけて食べて ます。 塩と小麦粉と水、ほんのひとつまみのイーストで、こんな食べ物ができちゃうなんて。生地に黒ゴマやくるみを混ぜても、これがまたいい。 寒くてなかなか発酵してくれないパン作り。それを逆手に取ったようなゆっくりパン。時間がすごい仕事してます。スローライフやスローフード、なかなか実践できませんが、このパンだけは作り続けて行きたいと思っています。